インコのぴーこちゃん

昔むかしの話。

今のコロミちゃんの先代犬が天寿をまっとうした時、
寂しくって寂しくって、でも、すぐに他の犬を飼う気にもなれず・・・・


で、何でか、インコを飼った。


鳥の名前の定番、「ぴーこちゃん」と名づけられたセキセイインコは
「毛をむしられた七面鳥」の様な姿で我が家へやってきた。
(単に赤ちゃんだったから毛が生えてなかっただけ)
綺麗なブルーになるはず・・・なるはずだ・・・(大汗)と、自分を励まし
お世辞にも可愛いとは言えない「トリ皮」みたいなヒナを一生懸命育てた。
2~3時間おきに餌をあげなければいけないので、大学にも持って行った。
授業の間はロッカーに入れてあったのだが、
今思えば、これが本当の「コインロッカーベイビーズ」(笑)。


さて、育てて育てて育てちぎって数ヶ月後。


それは美しい、ブルーの羽が生えそろったぴーこちゃんは・・・・
まるで、私の妹分のようなインコに成長してしまったのである。
・・・・性格はワガママで勝手気まま。
インコがこんなんになるんかい!!!という程、人間クサかった。
だが、いつも私のあとを追ってきた。

私が帰ってくると、定位置であるクーラーの上から飛んできて
私の頭の上を根城にする。

家族でマージャンをしていると、
点数の高い点棒(←これ重要)をくわえてきては、私の箱に入れる彼女。
バレてはいけないので
「でかした、ぴーこちゃん!!!」と、心の中で叫ぶ私(笑)。
(でも、足で牌を押し倒され、手の内がバレてあがれなかった事もたびたび。
一長一短だったぴーこちゃん。)

夕飯時は勝手気ままにテーブルの上を走り回り、好きなおかずをゲットする。
思い起こせば、よく豆腐には、ぴーこちゃんの足跡がついていたような気がする。
きっと好物だったのだろう(笑)。

私の足の親指にとまった時は、何故か必ず
「どんぐりころころ」と「ゴッドファーザーのテーマ」を歌った。
・・・・・誰だよ、こんな変な歌を教えたの~(怒)。←今は亡き父
はっきりした発音ではないが、インコもしゃべるんだ・・・とこの時初めて知った。

朝、顔を洗っていると飛んできて、手のひらですくった水で水浴びをする。
「時間がないから!!!」と水浴びささずにいると
洗面台の上で、「ぎゃーぎゃー」地団駄ふんで怒るぴーこちゃん。

追いかけると、飛ぶのを忘れて走って逃げるマヌケなぴーこちゃん(笑)。

正直な話、インコがこんなにも人になつくとは思わなかった。
思い通りにならないとぎゃーぎゃーうるさかったが(笑)、
何をするにも一緒になって、私の後をついてきた彼女。
そんな楽しい思いをさせてくれたぴーこちゃんだが、
2年目の春に突然死する。


検死した獣医さんは言った。
「毒素のある観葉植物を食べたのでしょう」


飛べないのも可愛そうなので、羽を切らずに自由自在にさせていた。
部屋の中には、確かに沢山の観葉植物があった。


ぴーこちゃんが死んだ後、
私と同様に彼女を可愛がっていた父は、部屋の観葉植物を全部捨てた。




・・・・それから15年後のクリスマス。
私はぴーこちゃんの生まれ変わりの様な「いぬ」と、暮らす事になる。

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by crippers | 2005-11-17 10:25 | 私事